AIゲノム情報学研究室

AIゲノム情報学研究室「AIの力で生命の謎を解き明かす」というビジョンを掲げ、高性能計算機システムを活用したバイオインフォマティクスの研究開発により、ゲノムやエピゲノムの情報解析、遺伝子機能の解明、疾患病態の理解などに取り組んでいます。特に、自然言語処理をはじめとするAI技術を駆使し、ゲノムに隠された「生命言語」を読み解くことで、ライフサイエンスとヘルスケアの未来を切り拓いていきます。

特徴

私たちは、生命科学における多様な課題に対応可能な、柔軟で応用性の高い計算科学的手法の開発を進めています。マルチオミクスおよびマルチモーダルデータの統合解析を可能にする計算アルゴリズムの開発とデータベースの構築を基盤に、ゲノム関連ビッグデータに対する高度なAI解析と可視化を行っています。さらに、実験生物学や医療などさまざまな分野との共同研究を通じて、実践的なゲノム情報学を展開しています。

実績

私たちの研究室は、2025年10月に設立された新しい研究室です。これまでに、スーパーコンピュータを活用したデータ駆動型バイオインフォマティクスの研究開発を先駆的に進めてきました。特に、超大規模な次世代シークエンシングデータの解析を通じて、初期胚、幹細胞、がんゲノミクス、再生医療といった分野におけるゲノムおよびエピゲノム研究に貢献してきました。近年では、時系列シングルセル解析や空間トランスクリプトーム解析のための新規AIモデルの開発に加えて、クロマチンの高次構造動態を含むマルチモーダル情報の統合解析にも取り組んできました。こうした実績を土台に、私たちは生命の仕組みを制御する「生命言語」の解読に貢献する研究を今後も展開していきます。

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室長 朴 聖俊(パク ソンジュン)
生命情報学、計算知能

研究業績

関連情報

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