臨床オミックス解析グループ

臨床オミックス解析グループは、臨床問題の解決のため DNA に留まらずさまざまな分子の先端計測技術の開発と実用化を行い、それらを産学官連携の下に社会実装していくことを目指します。これまで、先端的な基礎研究や創薬応用に利活用が限定される傾向があった「オミックス解析(ゲノム関連大規模解析)」技術を臨床問題の解決のために「使える」技術にします。

特徴

私たちは、千葉県内外の医療グループとの強い連携の下、10 年にわたって、さまざまな理由から「必要だけれども受け皿がない」臨床的検査に潜む技術的な問題を抽出・解決する経験を積んできました。こうした「現場」に求められるニーズを医療機関から日常的に直接学べるのは、私たちの大きな強みです。また、衛生検査所登録された検査室を設置し、社会実装の道筋も明らかになっています。そして、先端的なオミックス計測技術を活用して、臨床診断から臨床研究までを支援するワンストップ解析プラットフォームを提供する国内唯一の研究チームであることが最大の特徴です。

実績

私たちは、平成 29 年に衛生検査所登録した遺伝子検査室において、全国の病院を対象として希少難病の次世代シーケンサーを用いた保険検査を実施している唯一の機関です。さらに、質量分析装置を活用したライソゾーム病の新生児スクリーニングなども実施しています。また、これと並行して、厚労省研究班などとの連携の下、次世代の診断技術の開発に向けた臨床研究を進めています。

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グループ長 糸賀 栄
遺伝子関連検査、臨床化学

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