植物ゲノム・遺伝学研究室

植物はそれぞれ数億~数千億文字に相当する膨大なゲノム情報をもっていますが、そのすべてが大事な情報であるとは限りません。そこで、わたしたちはさまざまな植物種について膨大なゲノム情報を収集・整理し、その種にとって本当に大事な部分(遺伝子など)がどこにあるかを調べる研究を行っています。さらに、ゲノムや遺伝子の情報を利用して新しい品種を効率よく作り出す方法の開発を進めています。

特徴

ゲノム解析をとりまく技術は日々進歩していますが、扱う植物種によって手法を再調整する必要があります。わたしたちは、新しい技術を積極的に導入し、それぞれの植物種にあった手法を検討して、多くの植物の研究開発でより使いやすくなるよう技術開発をしています。

また、多くの植物種を材料として扱い、なかでもヘテロ性が高い、あるいは高次倍数性などゲノム構造が複雑で解析が難しい植物種の解析に積極的に挑戦しています。

実績

わたしたちは、これまで 30 種類を超えるさまざまな植物を対象に有用な遺伝子や特徴的な目印(マーカー)を見つけだしてきました。また、イチゴやサクランボ、サツマイモなど作物のゲノム解読も行っています。さらに、膨大なゲノム情報から遺伝子を効率的に見つけ出すためにデジタル画像を用いた作物の形質評価法の開発にも取り組んでいます。

これらの成果をもとに、国内外の公的機関や企業と共同研究を行い、迅速な品種改良を可能にする育種技術の開発など、ゲノム情報を産業に役立てるための取り組みを行っています。

室長 磯部 祥子
植物遺伝解析、分子育種、植物ゲノム解析

メンバーリスト

専門家・学生の皆様

関連情報