シークエンスセンター

かずさDNA研究所シークエンスセンターは、30年に亘り培ってきた高度な技術とノウハウに基づき、難しいとされる検体や複雑な解析にも、確かな成果でお応えしています。Illumina、MGI、Elementのハイスループット次世代シークエンサーに加えて、PacBio、Nanoporeのロングリードシーケンサーを駆使してあらゆる研究ニーズに対応しています。常に最先端のシーケンス技術を追求し、ゲノミクス、トランスクリプトミクスだけでなく、1細胞解析や環境DNA解析においても最先端の手法を導入し、高度な解析能力で信頼性の高い解析結果をお届けします。

 

ゲノミクス

ゲノミクスとは生物やウイルスが持つゲノムを解読する研究です。ゲノムは全遺伝情報であるので、研究対象物について調べたいことを解読する最初の地図となります。調べたい目的によって様々な手法を駆使します。高額になりますがゲノム全てを読む全ゲノムシークエンス、安価に効率的に目的の領域だけを読むExome シークエンス・Target シークエンス、50kb以上にも及ぶより長い領域を読むロングリードシークエンスがあります。以上の手法を駆使して、ゲノム情報がまだ読まれていない生物やウイルスのゲノムを解読するためのde novoシークエンスや、環境 DNAといわれる海や池や土壌中に残存するDNAを解析することによってそこに生息する生物を調べることもできます。

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トランスクリプトミクス

それぞれの生物は、生活環境や成長状態に合わせて遺伝子転写産物を変化させます。さらに、多細胞生物の場合には組織や器官によっても遺伝子転写産物は独自の構成をとります。トランスクリプトミクスとは、調べたい状況下での遺伝子転写産物を調べる研究です。手法として、遺伝子転写産物の種類や頻度さらに塩基配列や構造を調べるRNA-Seq、安価に種類や頻度だけを調べる3’RNA-Seq、遺伝子の全長を調べるロングリードシークエンス、抗体遺伝子の配列を調べる抗体可変領域解析等があります。最近では、同じ組織内においても個々の細胞の遺伝子発現は同じではなく、様々な遺伝子発現の細胞が協調的に働いていることが明らかになってきたので、1 細胞 レベルのRNA-Seqも行っています。

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