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サメやエイの「巨大ゲノム」と進化の謎を解明

2026/10/14

研究開発

かずさDNA研究所 植物ゲノム生物学研究室(白澤 健太 室長)は、国立遺伝学研究所 他と共同で、サメやエイの全ゲノムを解読し、進化の謎の一端を解明しました。

 

サメやエイをはじめとする「板鰓類(ばんさいるい)」は、種によってゲノムの大きさが大きく異なることが知られています。しかし、こうしたゲノムサイズの極端な変化がどのようにして起き、生物の進化にどう影響しているのかは、長年の謎でした。

 

サメやエイのゲノム進化の謎に挑む研究グループである「Squalomix Consortium」(かずさDNA研究所、国立遺伝学研究所、総合研究大学院大学、理化学研究所、水産研究・教育機構、水産大学校、岡山大学、東京大学)は、最新のロングリード技術を用いて、アカエイやカスベの全ゲノムを、染色体スケールの超高精度で解読しました。そして、得られたデータを解析した結果、ゲノムの巨大化は、主に同じパターンのDNAが増殖する「繰り返し配列の蓄積」によって起きていることが判明しました。さらにゲノムサイズが拡大すると、タンパク質を作る遺伝子そのものも隣り合わせで連鎖的に複製・重複していく傾向があることも明らかになりました。

 

本研究成果は、あらゆる生物の進化の謎を解き明かすための共通の基盤になることが期待されます。

 

論文タイトル

Tracing genome size dynamics in sharks and rays with inclusivesequence analysis by the Squalomix Consortium

著者

Shigehiro Kuraku, Yawako W. Kawaguchi, Taiki Niwa, Ryo Misawa, Yohey Ogawa, Mitsutaka Kadota, Kazuhiro Saito, Waichiro Godo, Tatsuya Sakamoto, Wataru Takagi, Sachiko Isobe, Kenta Shirasawa, and Akane Kawaguchi

掲載誌

Genome Research

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