令和7年度 総会・事例報告会
蛋白質大規模分析の最先端技術とその社会実装に向けて
地球上の生命はタンパク質からできている。プロテオーム解析は、その生命活動の中心的な担い手であるタンパク質を包括的に解析する手法である。近年、プロテオーム解析技術は飛躍的に進歩し、細胞や組織内に存在するほぼすべてのタンパク質を一斉に解析できるようになってきた。この最先端のプロテオーム解析は、病因の特定や薬の作用メカニズムの解明、バイオマーカーの探索などに応用され、見出された創薬ターゲットや診断マーカーに対して実用化に向けたさらなる研究が進められている。また、プロテオーム解析はバイオマーカーの探索ツールにとどまらず、最先端技術自体を検査システムとして応用し、多様なライフサイエンス分野での社会実装を目指す新たな試みも進められている。今回はそれぞれの分野の最新の結果を講演していただくことで、今後の社会実装に向けた様々なアイデアが熟成されていくことを期待している。
開催概要
日 時 | 令和7年6月18日(水)(開場:12時45分から) |
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13:00~15:55(終了予定) | |
場 所 | 開場開催のみ:ペリエホール(JR千葉駅直結・ペリエ千葉7F) |
共催 | 千葉県
公益財団法人かずさDNA研究所 |
事前登録制(申し込み期限:令和7年6月17日(火)) | |
申し込み方法 | こちらのフォームからお申し込みください。https://forms.gle/cnLcu342bAp73X3D8 |
プログラム | ![]() |
総 会 | ||
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13:00 – 13:35 | ①主催者挨拶
②令和6年度事業報告・令和7年度事業方針 |
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事例報告会 | ||
13:35 – 14:15 | 「超高感度リン酸化シグナル解析を用いた胃がんプロテオゲノム研究 -臨床に与えうるインパクト-」 |
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医薬基盤・健康・栄養研究所
創薬標的プロテオミクスプロジェクト 足立 淳 氏 |
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14:15 – 14:55 | 「血液プロテオーム解析システムの開発とその診断実装に向けた取り組み」 | |
(公財)かずさDNA研究所 ゲノム事業推進部
応用プロテオミクスグループ 川島 祐介 氏 |
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14:55 – 15:10 | 休 憩 | |
15:10 – 15:50 | 「非侵襲的に採取可能な「便」を用いたプロテオミクスの最先端臨床研究」 | |
北里大学 医学部 一般・小児・肝胆膵外科
東京大学医学部 小児外科 渡辺 栄一郎 氏 |
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15:50 – 15:55 | 閉会の挨拶 |