千葉県立木更津高校とは、2016年6月にスーパーサイエンススクール(SSH)連携事業に関する協定を結びました 。
今回はSSH連携事業の一環として、希望生徒を対象に、「分子生物学実験講座Ⅱ」を実施し、分子生物学実験に欠かせない「制限酵素によるDNAの切断」や「大腸菌の形質転換」などの実験を体験してもらいました。
日 時 |
令和5年2月4日(土)9:00~14:40、5日(日)9:00~12:00 |
会 場 |
かずさDNA研究所 講習実験室 他 |
参加者 |
希望者18名 他2名 |
内 容 |
分子生物学実験講座Ⅱ
「大腸菌の力を借りて、オワンクラゲの発光を再現してみよう!」
実習1日目
- 講義:DNA研究とバイオテクノロジー
- 実習1:制限酵素によるプラスミドDNAの切断
- 実習2:プラスミドDNAによる大腸菌の形質転換(抗生物質耐性遺伝子、GFP遺伝子)
- 実習3:アガロースゲル電気泳動によるDNA断片の観察
- 実習4:試験管内での転写と翻訳の再現(GFP遺伝子)
- かずさDNA研究所の所内見学
実習2日目
- 実習5:SDS-PAGEによるGFPの観察
- 実習2の続き:大腸菌の形質転換の結果確認
- 実習4の続き:試験管内で合成したGFPの蛍光観察
生徒感想(抜粋)
- 難しいところもありましたが、色々考えながら実験することができて楽しかったです。色々予測をたてたり、想像したりすることが大切なんだなと思いました。
- 今まであまり接点のなかった分子生物学について、実際に実験を通して触れることができる貴重な機会となった。ただ全て終わってから段々湧き上がってきた疑問点をこの機会に消化できなかったのが心残りである。そのような点を聞く機会があれば聞いてみたいし、もしくは課題研究のテーマなどにできたらいいなと思う。
- 普段では経験することができなかった実験、授業だけでは知ることができなかった実験の結果や発展的な内容を今回の研究を通してたくさん学ぶことができました。
- 実験の結果が思うように進まなかったときでも、ではどうしてそうなったのか、どこが違ったのかという点を考えるということが大切なのだと、身をもって学ぶことができたと思います。
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