ラッカセイの病気に対する抵抗性遺伝子(NL66)

 2018年には、他品種に比べて莢(さや)が白く、あっさりした味わいが特徴のラッカセイ新品種が「Qナッツ」と命名され話題になりました。

 消費者から求められる見た目や味といった形質はもちろんですが、栽培の現場では病害虫に対する抵抗性を持つ品種の育成が求められています。特に黒渋病とさび病は、雨が多い年に発生しやすく、見た目や収量を損なう原因となっているため、抵抗性を持つ品種の育成が急がれています。

 当研究所ではこれまで、インドで栽培されている、黒渋病・さび病に強いラッカセイ品種と弱い品種を用いて、病気に抵抗性を示すゲノム上の領域の絞り込みを行ってきました。そして今回、黒渋病抵抗性とさび病抵抗性の抵抗性遺伝子座をそれぞれ140万塩基対と270万塩基対の範囲に限定し、病害抵抗性に関わると推定される遺伝子を見出しました。

 今後は得られた情報を利用して、病気に強い品種の育成を行っていきます。