当研究所のシンボル DNAオブジェが完成

かずさDNA研究所は1994年に開所し、今年で30周年を迎えます。初代所長の高浪満 京都大学名誉教授(享年93歳)は、当研究所の設立に際し大きな役割を果たすとともに、光合成生物であるラン藻の全ゲノム解読やヒトのcDNA大規模解析などといった、当研究所の初期のプロジェクトを先導し、多大な功績を残されました。

この度、高浪氏のご親族からいただいたご寄付によって、研究所のシンボルとなるDNAオブジェを制作いたしました。このDNAオブジェは、当研究所と同じく木更津市に所在する「美術造形制作工房 松丘屋スタジオ」の宗政浩二氏にデザインのご協力をいただき、日本に古くから存在する木材を利用して制作されました。二重らせんの構造は桧(ヒノキ)、DNAを構成する四種類の塩基 A、T、G、C はそれぞれ桜(サクラ)、楓(カエデ)、槐(エンジュ)、欅(ケヤキ)を使用しています。

 

 

(左:松丘屋スタジオでの制作過程、右:設置前に上から撮影)

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