ラッカセイの新しい遺伝モデルについての論文が公開されました。

2015/2/20

研究開発

公益財団法人かずさDNA研究所は、ブラジルとアメリカの研究グループと共同で、ラッカセイ四倍体栽培種と、2種類のラッカセイ二倍体近縁野生種、及びそれらの雑種の遺伝子発現解析と遺伝子型の同定により、異なるゲノムの間の染色体の一部に乗換え*が起きている証拠を発見しました。
*乗換え:相同染色体の間で、同じ領域にある遺伝子の入れ換えが起こること

ラッカセイは、ひとつの細胞の中に2種類4組のゲノムを持つ異質四倍体です。四倍体のラッカセイは、2種類のラッカセイ二倍体近縁野生種が雑種を作り、倍数性を増加させてできたと考えられています。永らく、この2種類の野生種に由来する異なるゲノムの間では染色体の乗換えが起こらないと考えられていましたが、今回の解析で、共通祖先に由来する染色体の間で、同じ領域にある遺伝子の入れ換えが起こっていることがわかりました。

新しく発見した遺伝様式は、ラッカセイのゲノム学・遺伝学だけでなく、育種にも大きな影響を与えることが考えられます。さらにこのモデルは、他の高次倍数体の植物にも適用できる可能性があります。

この研究の成果は、2015年2月20日にGenetics誌にてオンライン公開されました。
論文のURL:http://www.genetics.org/content/early/2015/02/20/genetics.115.174607.abstract

 

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