タンパク質分泌の1細胞分析に関する論文が公開されました。

2014/4/23

研究開発

~2014年4月22日にScientific Reportsにオンライン掲載~

 タンパク質分泌の1細胞分析免疫に関わる白血球のようにそれぞれの細胞が異なる性質を持つ細胞では、単一細胞レベルでの解析が必要になっています。そこで、分泌されるシグナル分子(タンパク質)が異なる細胞の動態を調べるために、単一細胞レベルでのリアルタイム分泌イメージングプラットフォームを開発しました。

このプラットフォームを用いることで、外部から刺激を与えた血球細胞からの細胞外シグナル分子分泌のリアルタイム観測ができるようになりました。生細胞イメージングによる細胞内の事象を同時にモニタリングすることで、シグナル分子分泌のダイナミクスを分析するための新しい強力な装置となる可能性があります。
更に、この計測プラットフォームは、抗炎症効果をもつ薬剤スクリーニングなどに新しい方法を提供します。

この研究は、理化学研究所、京都大学、早稲田大学との共同研究として進められ、かずさDNA研究所は検出プラットフォーム構築のデザインなどで貢献しました。

論文へのリンク(英語/オープンアクセス):
http://www.nature.com/srep/2014/140422/srep04736/full/srep04736.html

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