関節リウマチの治療薬の効果予測に関する論文が公開されました。

2014/5/28

研究開発

~2014年5月27日にArthritis & Rheumatologyにオンライン掲載~

関節リウマチ患者におけるトシリズマブの治療効果の予測

関節リウマチの治療薬として使用されているトシリズマブは患者によって治療効果がある場合とない場合があります。個々人に対するこの薬の治療効果の有無を予測できないかということで、効果のある人と無い人の末梢血単核細胞で発現している遺伝子の量をDNAマイクロアレイ法で比較したところ、バイオマーカー候補としての4つの遺伝子が見つかりました。
今後の研究によって、関節リウマチ患者のバイオマーカーを調べることでトシリズマブの効きめを予測することができるようになり、効果的な治療が期待されます。

千葉大学、千葉大学病院、国保旭中央病院臨床教育センター、松戸市立病院、千葉県済生会習志野病院、千葉東病院、国立病院機構下志津病院、成田赤十字病院との共同研究です。

この研究は、地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型)「かずさ・千葉」
-先端ゲノム解析技術を基礎とした免疫・アレルギー疾患克服のための産学官連携クラスター形成-
の一環として行われました。
都市エリアのHPへのリンク:
http://www.kazusa.or.jp/toshiarea/index.html

論文要旨へのリンク(英語):
http://onlinelibrary.wiley.com/enhanced/doi/10.1002/art.38400/

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