自己免疫疾患に関わる細胞の分化メカニズムについての論文が公開されました。

2014/7/31

研究開発

~2014年7月30日に米国科学誌「Journal of Experimental Medicine」にオンライン掲載~

自己免疫疾患に関わる細胞の分化メカニズムを解明
~関節リウマチなどの治療に光!~

Th17細胞は、免疫反応を調節するCD4陽性ヘルパーT(Th)細胞のサブセットのひとつで、自己免疫疾患という、異物を認識し排除する役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に反応してしまう疾患などに密接に関与していると考えられています。
Th細胞のTh17細胞への分化にはサイトカインによる刺激が重要な役割を果たしていますが、その分子機構には不明な点が多くあります。
今回、Th17細胞の分化が、SOX5とc-Mafという2つの転写因子の協同的な効果で誘導されていることがわかりました。

千葉大学、愛媛大学との共同研究です。
かずさDNA研究所は、この研究における遺伝子解析で貢献しました。

論文要旨へのリンク(英語): http://jem.rupress.org/content/early/2014/07/23/jem.20130791.abstract

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