自然環境の干ばつを再現した自動潅水(かんすい)制御システムを開発 -地球環境変動時代の迅速な作物開発を強力にサポート-
2021/10/27
研究開発かずさDNA研究所ではドローンやカメラなどの視覚的情報と温度センサーなどの観測データを組み合わせて、植物の生育状況を自動計測する装置を開発し、品種改良に活かすための研究を行っています。今後の育種現場には、干ばつや土壌の荒廃、多雨など、現在の屋外環境では再現できない、植物にとって厳しい環境への対応が求められています。
そこで、農研機構、株式会社テックスと共同で、自動底面潅水システム“iPOTs”を開発しました。iPOTsでは、遠隔で鉢ごとに水位を自動制御するとともに、様々なセンサーにより微環境の計測も行うことができ、水環境の厳しい条件を再現することができます。
研究グループではこの装置を用いて、干ばつに強いイネの育種に取り組み始めました。
詳しくは農研機構のプレスリリースをご覧ください。