東海大学付属浦安高等学校・中等部 特別講座「サイエンスクラス」


 
 
東海大学付属 浦安高等学校および、中等部では、科学好きの生徒を募って、特別講座「サイエンスクラス」の授業を行っています。
 
今年度は「遺伝子を科学する」というテーマに約20名の皆さんが参加し、3日間にわたり、
①遺伝子について学び、
②生命倫理について考え、
③ディベートによる意見交換の方法を学び、
④自身のALDH2遺伝子の遺伝子型を実験で解析しました。

日 時 令和3年7月9日(金)16:10~17:50
会 場 東海大学付属浦安高等学校・中等部
参加者 中学高校生20名、他2名
内 容 講義「遺伝子に関する基礎知識」
 
中学1年生から高校3年生まで、DNAに関する授業の進度は違いましたが、DNAの基礎から、ここ30年で急速に進んだDNA研究に関する最新の話題についての講義を受け、DNAの研究成果が社会に浸透している身近なものであることを学びました。
また、急激に発展している科学技術をどのように使っていけばよいのか、倫理的な問題にまで踏み込んで考えることができました。
日 時 令和3年7月16日(金)13:00~14:40
会 場 東海大学付属浦安高等学校・中等部
参加者 中学高校生19名、他4名
内 容 ディベート「ゲノム編集」「遺伝子組換え作物」「出生前診断」「遺伝子診断」「品種改良」
 
前回の講義で学んだこと、また独自で調べたことをもとに、上記の5つのテーマについて、2人対2人の肯定・否定派に分かれてのディベートを行いました。
ディベート自体が初めての経験であることに加え、生命倫理に関するテーマでとても難しい体験でしたが、自身で調べた内容で立論や質疑応答を行っていた生徒が何人もいたこと、また、「過度な商業化」や「遺伝カウンセラーの必要性」などの予想を超えるキーワードが出たことに驚かされました。
日 時 令和3年7月20日(火)10:00~14:30
会 場 かずさDNA研究所
参加者 中学生11名、高校生8名、他4名
内 容 お酒の分解に関わるアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)遺伝子の多型解析
 
中学・高校では体験できない高度なDNA実験を行いました。綿棒で自身の口腔粘膜細胞を採取し、その細胞を細胞溶解液で処理した後に、そこに含まれるDNAを鋳型として自身のアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)遺伝子の一部を増幅しました。
ALDH2はお酒の分解に関わる酵素で、遺伝子の中の1か所の塩基配列がGからAに変異しているとアルコールの中間代謝産物のアセトアルデヒドの分解能力が低下し、お酒に弱くなります。
両親からそれぞれ1ずつのALDH2遺伝子をもらっているので、その遺伝子型がGタイプかAタイプか、PCR実験とアガロースゲル電気泳動実験で調べました。

皆さんが注意深く説明を聞き、手技良く実験を進めてくれたおかげで、きれいな実験結果を得ることができました。