昨年に引き続き、八千代松陰高等学校のAEMコース1年生の皆さんに「ALDH2遺伝子の多型解析」に関してリモート実験を行いました。PCR反応の間には「DNA研究とバイオテクノロジー」に関する講義を行い、DNA研究の社会への応用について紹介しました。
日 時 |
令和5年3月7日(火)12:45~16:10 |
会 場 |
八千代松陰高等学校(リモート実験) |
参加者 |
高校1年生24名、教員3名 |
内 容 |
リモート実験:ALDH2遺伝子の多型解析、講義:DNA研究とバイオテクノロジー |
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生徒感想(抜粋)
- 自分のとても小さな細胞の中の核にあるDNAを複製するという細かな作業が機械によってできてしまうことを知って生物の世界はとてもすごいと感じるとともに、こういったDNAに関する作業で他の色々な難しいこともできるようになっていくのではないかという希望も感じた。自分も難しいことでもチャレンジして可能にして行けたらいいなと思った。
- 自分の遺伝子について、親からの推測ではなく科学的に分析できて興味深かった。中高の実験では触れもしないような実験器具や薬品に触れられて、とても貴重な体験になった。
- コロナ禍でよく聞くようになったPCRというものを実際に目で見て使うことができ、どのような仕組みか説明を聞いてわかったので良かったです。DNAの技術は農業や医療などで幅広く活用されていることがわかりましたが、医療面での人の遺伝子の組み換えはあまり良い印象を持ちませんでした。普段の理科での実験では行うことのできない実験や使わない機材を使用することができ、DNAに対する興味がさらにわきました。
- 今まで教科書や参考書だけでDNAというものはよくわからなかったが、実験を通して確かに存在するものなのだなあと思った。ゲノム編集はあまり良くないことなのかもしれないけれど、レッドリストにのっている動物くらいに対してならゲノム編集で個体数が増やせないのだろうかと考えた。
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