DNAオンライン講座@福岡県立東筑高等学校 ALDH2遺伝子の多型解析

実験教材貸出事業「DNA実験宅配便」を活用し、事前にPCR装置や実験に必要な教材などを宅配便で学校に送付し、科学部に所属する9名の生徒に対して、「ALDH2遺伝子の多型解析」に関するリモート実験を行いました。

また、5月25日(水)には学校主導で、科学部の9名が「食肉のDNA鑑定」実験を体験しました。

日 時 令和4年5月21日(土)9:00~12:00
会 場 福岡県立東筑高等学校(リモート実験)
参加者 科学部 9名 教員 1名
内 容 DNAオンライン講座  ALDH2遺伝子の多型解析

分子生物学実験に欠かせないマイクロピペットなどの操作を学び、チューブや遠心機などの取扱いを体験しながら、自分自身の口腔粘膜細胞からDNAを取り出し、PCR法によりALDH2遺伝子の部分配列を増幅しました。増幅したDNAをアガロースゲル電気泳動で分離し、自身のALDH2遺伝子が野生型か変異型かを調べました。個人ごとにゲノムのDNA配列が少し違うことや、個人のDNA配列を調べること(遺伝子解析)により、体質を予測できる場合があることを学びました。

生徒感想(抜粋)
  • DNAの実験を通して普段生物の授業で使うことのないような器具や実験内容でとても貴重な体験でした。私はまだ生物の授業でDNAについて詳しく学んでいませんが、これから生物を学習していく中でDNAについての授業が楽しみになりました。
  • 今回の実験の細かい説明であったり、DNAに関連するものなどが聞けてとても勉強になりました。ゲノムDNAの解析によって個々人に適した医療が実現されるかもしれないという話が特に興味深かったです。
指導者感想(抜粋)
  • 公立高校の実験室でこのようなDNA実験を体験させられたのは本当にありがたい機会をいただきました。また、機材の発送やその中身に関しても特に困ることはなく進行でき、こちらの準備もほとんど必要なかったため、非常にありがたかったです。
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    福岡県立東筑高等学校リンク → こちら

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