平成29年度「第23回かずさDNA研究所開所記念行事」

開所記念行事

かずさDNA研究所では、毎年10月※に開所記念行事として、DNA研究と医療・健康・食糧・農業・産業など様々なテーマの一般向け講演会などを開催し、参加の皆様からご好評をいただいております。※平成6年10月26日開所

平成29年10月21日、かずさアカデミアホールにおいて「開所記念講演会」を開催し、467名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

開所記念講演会

日 時: 10月21日(土)13時45分~16時00分
会 場: かずさアカデミアホールメインホール
内 容:

酒井氏 「野菜の食文化をつくる~日本の種苗会社の役割~」

講師:酒井 隆子氏
(みかど協和株式会社 代表取締役副社長)

 スーパーに季節ごとに並ぶいろいろな野菜の中に、見慣れない形の野菜が増えたと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 実は野菜の食文化は、外国産品種の導入などにより、時代によってかなり変化してきています。

 講演では、ヴィルモラン-みかどの成り立ちと共に、野菜文化を担う種苗会社の役割についてご紹介いただきました。また、なぜ農家は種子を買うのか?、という観点から、F1品種作成法などの種苗会社の技術についてお話しいただきました。

 農業従事者の減少・高齢化と、家庭での野菜の消費量も減少傾向にある日本において、農業を活性化させ、野菜の消費を伸ばすための種苗会社の試みに、かずさDNA研究所も基礎研究から貢献できればと考えております。

 

永瀬氏 「国民病であるがんの克服:千葉県がんセンター研究所の取り組み」

講師:永瀬 浩喜氏
(千葉県がんセンター研究所長)

 国民の二人に一人ががんにかかり、がんは国民病となっています。最近では、一部のがんは予防でき、また早期の診断ができれば根治が可能であり、進行しても新薬で治療できる場合があるようです。

 講演では、千葉県がんセンターによるがん克服のための最先端の取り組みについて、千葉県がんセンターが独自に作成した生存率解析ソフト(KapWeb)により、千葉県ではがん患者さんの予後が他府県より正確に調査されていることや、千葉大学及びかずさDNA研究所との連携により、ゲノム解析の医療への応用の取り組みを始めたことをご紹介いただきました。

 がんになるしくみやがんを治す薬の開発についてもお話があり、国民病であるがんを克服するための研究への理解が深まったと思います。

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