DNA実習:千葉県高等学校教育研究会理科部会生物分科会研究協議会

千葉県高等学校教育研究会理科部会生物分科会研究協議会

 かずさDNA研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、さまざまな理科教育支援活動を展開しております。
 今回は、千葉県高等学校教育研究会理科部会生物分科会研究協議会の先生方が来所され、研修会と合わせて分子生物学に関する実習を行いました。

日 時 令和元年10月30日(水)10:00~15:30
会 場 かずさDNA研究所 大会議室・講習実験室他
参加者 千葉県高等学校教育研究会理科部会生物分科会研究協議会 教諭67名
内 容 開会行事

  • 会場挨拶   かずさDNA研究所 所長 田畑 哲之
  • 指導助言者挨拶 千葉県総合教育センターカリキュラム開発部 指導主事 中川 航太 氏
  • 分科会長挨拶 千葉県立松戸向陽高等学校 教頭 飯野 政敏 氏
  • 日程連絡

オリエンテーション

  • 県内生物系部活動実態調査の結果について(千葉県立船橋芝山高等学校 佐野郷美先生)
  • 事務連絡

講演会

  • 「たかがゲノム、されどゲノム」
     講師 公益財団法人かずさDNA研究所 副所長 小原 收
  • 「ゲノム情報を品種改良に活かす」
     講師 公益財団法人かずさDNA研究所 主任研究員 白澤 健太

コース別研修

  • コース別研修の移動に関する連絡
  • 昼食・教材配布・移動
  • コース別研修(Aコース=かずさDNA研究所)

コース別研修(かずさDNA研究所)「お酒に強い・弱い? ALDH2遺伝子の解析」参加者25名

  • 諸注意・同意書について
  • 実験1:自分の細胞からDNA抽出
  • 実験2:ALDH2 遺伝子の増幅
  • 実験3:増幅したDNAの解析
  • まとめ・講評

 DNAの研究に欠かせないPCR法や、アガロースゲル電気泳動などの分子生物学的な手法を用いて、自らのALDH2遺伝子を解析しました。
 講義と実習を通じて、体内のアルコール分解にかかわるALDH2(アルデヒド脱水素酵素)遺伝子のわずか1塩基の違いが、お酒に対する強さに影響することを学んで頂きました。

諸注意・全体説明
遺伝子解析に対する同意書の説明
マイクロピペットの練習
口腔粘膜細胞の採取とDNA抽出
抽出したDNAとPCRミクスチャーの準備
PCR産物をアガロースゲル電気泳動で解析
アガロースゲルの取出しと画像撮影
結果の判定・まとめ
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SDGs