DNA実習:千葉県総合教育センター共催「生物先端技術研修会」

DNA実習:令和元年度 千葉県総合教育センター共催「生物先端技術研修会」

 かずさDNA研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、さまざまな理科教育支援活動を展開しております。
 今回は、昨年に続いて千葉県内の教員の皆様にお集まりいただき、千葉県総合教育センターとの共催で「生物先端技術研修会」を開催しました。

日 時 令和元年7月30日(火)9:30~15:45
会 場 かずさDNA研究所 講習実験室他
参加者 千葉県小・中・高教員、特別支援学校教員等 計16名 他2名
内 容 生物先端技術研修会
「お酒に強い・弱い? ALDH2遺伝子の解析」

講 義:ゲノムの基礎から遺伝子診断まで

実験1:自分の細胞を取りだしてみよう!
各自の頬の内側から、綿棒を使って口腔粘膜細胞を採取しました。続いて、白衣、ゴム手袋、ゴーグルを身に着け、マイクロピペットや遠心機といった専門機器を用いて、これらの細胞から各自のDNAを取り出しました。

実験2:お酒に強い?弱い? ~ ALDH2 遺伝子の解析~
DNAの研究に欠かせないPCR法や、アガロースゲル電気泳動などの分子生物学的な手法を用いて、自らのALDH2遺伝子を解析しました。
実習と講義を通じて、体内のアルコール分解にかかわるALDH2(アルデヒド脱水素酵素)遺伝子のわずか1塩基の違いが、お酒に対する強さに影響することを学んで頂きました。

その他
身近な食品からDNA抽出(DNA出前講座の実演)
DNAキーホルダーの製作
研究所見学
まとめ・質疑応答

千葉県総合教育センターリンク→ こちら

講義「ゲノムの基礎から遺伝子診断まで」
諸注意・実験機材の説明
マイクロピペットの練習
自身の細胞採取とDNA抽出・PCRの準備
試料をPCR装置にセット
PCR産物をアガロースゲル電気泳動で解析
電気泳動後のゲルの撮影とプリントアウト・結果確認
DNA出前講座Aコースの実演
Facebook
X
SDGs