DNA出前講座@袖ケ浦市立蔵波中学校

DNA出前講座@袖ケ浦市立蔵波中学校

 かずさDNA研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、さまざまな理科教育支援活動を展開しております。
 今回は、お近くから毎年ご依頼の袖ケ浦市立蔵波中学校に伺って「DNA出前講座 Bコース」を実施しました。

 なお、今回の開催により中高生の受講者数が延べ一万人を迎え、記念品をお送りすることとなりました。
  贈呈式の様子 → こちら

日 時 令和元年7月11日(木)3,4,5,6限
会 場 袖ケ浦市立蔵波中学校 理科室
参加者 3年生 計149名 他14名
内 容 DNA出前講座 Bコース ~身近な食べものからDNA抽出~

  • DNAの基礎(講義)
  • マイクロピペットを使ってみよう!
  • 身近な食べものからDNAを取り出してみよう!
  • DNAの染色と観察
  • ブロッコリーからもDNA!
  • 実験結果のまとめ

講義では、すべての生き物は細胞から出来ていて、生命の設計図の正体がDNAであることを学びました。実験では、マイクロピペットの操作を覚えて、身近な食料品から実際にDNAを取り出しました。続いて特殊な色素で染色(代表者)の後、詳しく観察していただきました。また、ブロッコリーからDNAを取りだす実験(演示)で、大量のDNAを確認しました。

生徒さんらの感想(原文まま)

  • 本格的な器具を用いてDNAを取り出す実験をするのは初めてでした。目に見えるDNAを取り出せたときは”これに生命の情報が入っている”ということに驚きました。A.G.C.Tの並べ方をもしも変えることができたら生命にどんな影響がでるのかが疑問に思いました。とても楽しい授業だったので8月に行われるイベントにも参加したいなと思いました。
  • DNAを取りだしてみて、僕はDNAを本ぐらいでしか見たことがなかったので、実際に取りだして見てとても感動しました。植物や動物のDNAを見ることができて、地球所の生物は不思議な生き物だと思いました。
  • DNAはとても小さいものなのにとても複雑でしかも私達の体の中にあると知り、とても不思議ですごいなと思いました。DNAを実際に取りだすことができてとてもわくわくして楽しかったです。私はとても生物関係に興味をもったので、8月6日のDNA教室にも行こうと思っています。とても楽しみです。ありがとうございました。
  • 僕は、DNAというのは肉眼で見えないものだと思っていました。しかし、今回の授業で行った実験で、DNAを見ることができて、とても驚きました。今回の実験を通して、今まで何も興味がなかったDNAについて、少し興味がわいてきました。家でも簡単に実験ができるというので、今度やってみようと思います。
  • 私は、DNAを取り出す実験などはじめてで、どんな感じなのかなと楽しみにしていました。実際にやってみると、マイクロピペットを使って実際にDNAを取り出すことができてとても楽しかったです。ブロッコリーの実験では、身近にある食料や洗剤などを使って実験していて、実験は身近とかけはなれたものだと思っていたのでビックリしました。自分でもこの実験やってみたいと思いました。

袖ケ浦市立蔵波中学校リンク → こちら

諸注意・全体説明
マイクロピペットの練習
マイクロチューブ遠心機で試料をスピンダウン
マイクロピペットを使ってDNA抽出薬を注入
チューブの中のモヤモヤした物体(DNA)を観察
チューブ内のモヤモヤを職員が取り出してDNA染色液で染色
ブロッコリーから大量のDNAを抽出する演示実験
精製されたDNA・染色されたDNA・ブロッコリーのDNAを観察
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