DNA実習:岡山県立倉敷青陵高等学校「分子生物学講座」

岡山県立倉敷青陵高等学校「分子生物学講座」

 かずさDNA研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、さまざまな理科教育支援活動を展開しております。
 今回は、修学旅行の研修コースの1つとして、岡山県立倉敷青陵高等学校の生徒さんらが来所され、分子生物学に関する実習を行いました。

日 時 平成30年6月20日(水)10:00~14:30
会 場 かずさDNA研究所 講習実験室他
参加者 岡山県立倉敷青陵高等学校 2年生 計6名 他2名
内 容 「お酒に強い・弱い? ALDH2遺伝子の解析」

講義:DNAに関する講義

実験1:自分の細胞を取りだしてみよう!
各自の頬の内側から、綿棒を使って口腔粘膜細胞を採取しました。続いて、白衣、ゴム手袋、ゴーグルを身に着け、マイクロピペットや遠心機といった専門機器を用いて、これらの細胞から各自のDNAを取り出しました。また、ヘキスト染色と蛍光顕微鏡による細胞観察を行いました。

実験2:お酒に強い?弱い? ~ ALDH2 遺伝子の解析~
DNAの研究に欠かせないPCR法や、アガロースゲル電気泳動などの分子生物学的な手法を用いて、自らのALDH2遺伝子を解析しました。
実習と講義を通じて、体内のアルコール分解にかかわるALDH2(アルデヒド脱水素酵素)遺伝子のわずか1塩基の違いが、お酒に対する強さに影響することを学んで頂きました。

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