DNA実習：千葉県立君津高等学校「分子生物学講座」

2015/10/3

アウトリーチ活動

千葉県立君津高等学校「分子生物学講座」

　かずさＤＮＡ研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、さまざまな理科教育支援活動を展開しております。
　今回は、地元の君津高校の生徒さんらが来所され、分子生物学的な手法を学んでいただきました。

日　時	平成27年10月3日（土） 9:20-15:00
会　場	かずさＤＮＡ研究所　講習実験室
参加者	1～3年生 12名　引率 1名
内　容	講義「ＤＮＡを学ぼう～ゲノムの基礎から遺伝子診断まで～」実験１：自分の細胞を観察してみよう！～口腔粘膜細胞の観察～綿棒を使って頬の内側から皆さんの細胞を採取していただき、遠心機を使って集めました。これらの細胞を特殊な色素で染色した後、蛍光顕微鏡による美しいブルーの細胞像とＤＮＡの蛍光像を観察しました。実験２：自分の細胞からＤＮＡを取りだそう！白衣、ゴム手袋、ゴーグルを身に着けて、マイクロピペットや遠心機といった専門機器を扱いながら、自分の口腔粘膜細胞からゲノムＤＮＡを取りだしました。実験３：お酒に強い・弱いがわかる！　～ ALDH2 遺伝子の解析～はじめに、体内のアルコールが分解される仕組みと、そこにかかわるＡＬＤＨ２（アルデヒド脱水素酵素）遺伝子の個人差によるわずか１塩基の違いで、お酒に強い・弱いが生まれること、未成年者の飲酒は違法であることを学んでいただきました。続いて、ＤＮＡの研究に欠かせないＰＣＲ法やアガロースゲル電気泳動など分子生物学的な手法で、自分の ALDH2 遺伝子を解析していただきました。その他：身近な食品からＤＮＡ抽出

SDGs