DNA実習:平成26年度「かずさの森のDNA教室」

平成26年度「かずさの森のDNA教室」

 かずさDNA研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、さまざまな理科教育支援活動を展開しております。その1つとして、夏休み期間中に中学・高校生を対象とした生命科学講座「かずさの森のDNA教室」を開催しておりますが、今回、初の試みとして冬休み合わせて開催しました。

日 時 平成26年12月25日(木)10:00-16:00
会 場 かずさDNA研究所 講習実験室
参加者 9名
内 容 「DNAの研究はどんなことに役立つのでしょうか?」

私たちの誰もがもっている「生命の設計図」は、個人で少しずつ違いがあります。
その設計図の違いから、体の大きさ、顔の形、血液型、性格などが個人差としてあらわれています。*1

今回は、皆さんに自分の細胞を取りだしていただき、その細胞から自分のDNAを取りだして自分で解析することで、自分の設計図を知っていただく実験を計画しました。*2

*1DNA配列の違いが、見た目にあらわれない遺伝子もたくさんあります。

*2この実習は、未成年者の飲酒を勧めるものではありません。未成年者の飲酒は違法です。

 

実験1:自分の細胞を観察してみよう! ~口腔粘膜細胞の観察~

綿棒を使って皆さんの細胞を頬の内側から採取していただきました。
さらに特殊な色素で染色した後、蛍光顕微鏡で美しいブルーの細胞像とDNAの蛍光像を観察しました。

 

実験2:自分の細胞からDNAを取りだしてみよう! ~細胞からゲノムDNA抽出~

白衣、ゴム手袋、ゴーグルを身に着けてチャレンジした、細胞からのDNA抽出。
アルカリ法を使って、自分の口腔粘膜細胞からゲノムDNAを取りだしました。

 

実験3:自分の遺伝子を解析してみよう!
~お酒に強い・弱いがわかる ALDH2遺伝子解析~

はじめに、体内のアルコールが分解される仕組みと、そこにかかわるALDH2(アルデヒド脱水素酵素)遺伝子の個人差によるわずか1塩基の違いで、お酒に強い・弱いが生まれること、未成年者の飲酒は違法であることを学んでいただきました。

つづいて、各自のDNAを3本のマイクロチューブに入れてPCRの後、アガロースゲル電気泳動を使って皆さんのALDH2遺伝子がお酒に強いタイプ・弱いタイプの結果を確認していただきました。

①お酒に強いALDH2遺伝子を持っていれば、DNAを増幅
②お酒に弱い       〃
③正しい実験操作の確認

 

観察:研究器具や実験材料の観察 
大腸菌コロニー、安全キャビネット、超低温冷凍庫、大型冷却遠心機、超純水精製装置など

 

研究者なんでも質問コーナー 
身近な疑問からDNAの専門知識まで、研究者に聞いてみよう!

 

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