令和５年１０月２１日（土）、かずさアカデミアホールにおいて「第２９回 開所記念講演会」を開催いたしました。

会場では２３２名の方にご参加いただきました。また、WEB同時配信により、８４名の方にご視聴いただきました。

多数のご参加、ありがとうございました。

※１０月２８日～１１月３日に見逃し配信がございます。ご希望の方は、下記のURLよりお申込みください。
https://kazusadna-book.revn.jp/

日　時：　１０月２１日（土）１３：４５～１６：００

会　場：　かずさアカデミアホールメインホール

内　容：

	主催者挨拶　理事長　大石　道夫
	研究所の活動報告　所　長　田畑　哲之
	講演１　講師：成瀬 清 氏 基礎生物学研究所バイオリソース研究室　特任教授 「日本と日本人が育んだ「メダカ」ーその系統・進化と遺伝ー」
古くから日本人に愛されてきたメダカに関して、日本における明治時代からの研究について、また、世界におけるメダカの分布、系統や遺伝についてのお話を伺いました。メダカが500万年の時をかけて日本列島（東アジア）の形成とともにその分布を広げてきた事実を知り、私たちのメダカに対するイメージが良い意味で裏切られました。さらに、ヒメダカや改良メダカの野外放流問題のお話があり、生き物を飼うものの責任についても考えさせられました。
	講演２　講師：濱田　洋通　氏 千葉大学大学院医学研究院小児病態学　教授 「遺伝子と感染の狭間で子どもを守る−千葉県の小児医療の現在と未来−」
小児医療について、千葉県の現状をご紹介いただくとともに、病気の遺伝子診断やその治療法についてやさしくお話いただきました。特に多くの疾患を発症する「川崎病」に感染症が関与しているという事実について、新型コロナウイルス感染症との関連も含めて最新の研究成果をご紹介いただきました。さらに、千葉大学とかずさDNA研究所が共同プロジェクトとして進めている「アレルギーの予防によって子供が健康に育てられる町作り」についてご紹介いただきました。

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