若年性皮膚筋炎の病態を左右するタンパク質の機能が明らかに ~個別化医療やバイオマーカー開発に期待~
2023/5/17
研究開発
千葉大学大学院は、かずさDNA研究所、北海道大学、信州大学、日本医科大学、京都府立医科大学と共同で、
若年性皮膚筋炎(Juvenile dermatomyositis: JDM)の病態に関わるタンパク質の特徴を明らかにしました。
小児の希少免疫疾患であるJDMは、筋・皮膚病変や肺合併症など、多彩な症状をきたす自己免疫疾患です。
本研究では、最新鋭の質量分析計と高い解析技術を搭載した高深度プロテオーム解析法を用いて
10 µlの血清から2000種類を超えるタンパク質の検出に成功し、JDMの臨床症状に関連する多くの
タンパク質を明らかにしました。
病態に関連するタンパク質が明らかになったことで、新たな治療法やバイオマーカーの開発に繋がることが
期待されます。
詳しくは、千葉大学のプレスリリースをご覧ください。