機能性食品としての青パパイヤの利用

2021/1/29

研究開発


 
 
近年、日本国内において野菜として未熟パパイヤ(青パパイヤ)の生産が広がっています。本研究では、青パパイヤの有効利用に向けて、青パパイヤの機能性食品としての可能性を検討しました。その結果、完熟パパイヤと比較して、心血管への作用が報告されているカルパイン誘導体が多く含まれていることが示唆されました。更に、果実を利用しやすい乾燥粉末に加工した後も、食品加工で使用されるタンパク質分解酵素活性、マカの機能性成分であるベンジルグルコシノレート、抗酸化作用のあるポリフェノールが検出されることを明らかにしました。また、通常廃棄される果皮、茎、根の利用方法についても検討したところ、果皮はタンパク質分解酵素の原材料として、茎と根はベンジルグルコシノレートの原材料として利用可能なことが示唆されました(農業生産法人千葉農産と共同研究)。

今後、これらの研究成果をもとに青パパイヤ及び廃棄される部位の利用拡大を通して、生活習慣病の予防などにつながることが期待されます。

論文のタイトル:Metabolic analysis of unripe papaya (Carica papaya L.) to promote its utilization as a functional food
著者:Yasuhide Hiraga, Takeshi Ara, Nao Sato, Nayumi Akimoto, Kenjiro Sugiyama, Hideyuki Suzuki, Kota Kera
共同研究先:平田機工株式会社、農業生産法人千葉農産、工学院大学、東京農業大学
掲載誌:Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
DOI: 10.1093/bbb/zbab014

詳しい説明はこちら → Aopapaya_more (PDF 525KB)