ミヤコグサの花弁を黄色くするための遺伝子を同定しました

2021/1/18

研究開発

 
花びらが黄色になるためには、フラボノイド(総称)の一種であるゴシペチン(フラボノール)と呼ばれる花の色素が必要です。

本研究において、マメ科植物のミヤコグサからゴシペチンの合成に関わる水酸化酵素である新しいフラビン依存型の酵素であるフラボノイド8-ヒドロキシラーゼ(フラボノイド8位の水酸化酵素)の遺伝子を新たに同定しました。
酵母で人為的に合成した本酵素を用いて、本酵素がクェルセチンと呼ばれるフラボノイドに作用してゴシペチンを合成することを示しました。

 
また園芸植物でもおなじみのペチュニアでこの遺伝子を発現させると、花弁の色がピンクから白に変化するものも現れました。

 
本酵素は、様々なフラボノイドに作用することがわかり、研究が進めば、様々な色の花弁をもった観賞用の植物が作れるかもしれません。

論文のタイトル:Identification of a flavin monooxygenase-like flavonoid 8-hydroxylase with gossypetin synthase activity from Lotus japonicus.
著者:Yasuhide Hiraga, Norimoto Shimada, Yoshiki Nagashima, Kunihiro Suda, Tina Kanamori, Kanako Ishiguro, Yuka Sato, Hideki Hirakawa, Shusei Sato, Tomoyoshi Akashi, Yoshikazu Tanaka, Daisaku Ohta, Koh Aoki, Daisuke Shibata, Hideyuki Suzuki, Kota Kera
掲載誌:Plant & Cell Physiology
DOI:10.1093/pcp/pcaa171
共同研究先:平田機工株式会社、日本大学、サントリー株式会社、大阪府立大学、東京農業大学