教育連携:千葉県立袖ヶ浦高等学校との教育協定調印について

千葉県立袖ヶ浦高等学校との教育協定調印について

 かずさDNA研究所では、県内の皆様に DNA研究の重要性や現状について広くお伝えできるよう取り組んでおります。また、科学への興味・関心を持っていただくことを目的として、さまざまな理科教育支援活動を展開しております。

千葉県立袖ヶ浦高等学校は、令和6年度から情報コミュニケーション科内に「先進ITコース」 を設置し、大学や企業と連携しながら、先進IT技術者を目指すために必要な学びを進めています。このたび、かずさDNA研究所と袖ヶ浦高等学校は、従来実施してきた実習や出前講座に、新たにバイオインフォマティクス(生命科学と情報科学の融合分野)を導入することとなりました。これにより、高校の既存教育資源に加え、より高度な専門性や研究施設の活用が必要となることから、本連携協定を締結いたしました。

日 時 令和7年9月12日(金)
会 場 千葉県庁中庁舎 9階企画管理部会議室

 

〔背 景〕
現在、環境、エネルギー、医療、資源、食料、放射線など、地球規模の問題が山積しています。科学技術立国を目指す我が国では、次世代を担う科学者・技術者の育成は大きな課題となっています。

これら諸問題を解決し、我が国が国際社会の一員としてその責任を果たしていくためには、創造的かつ独創的な若い研究者の育成が喫緊の課題です。このためには、高校生の段階から最先端の研究に接する中で、科学的なリテラシーを育成するとともに、科学を学ぶこと、研究することの意義を体験的に深めていくことが必要です。

この協定は、かずさDNA研究所が持つ最先端の研究成果を教育現場にフィードバックすることによって、高校生に新たな学習の場を提供するものです。今後、両者は協力して生命科学分野の教育プログラムの開発、かずさDNA研究所の施設を利用した遺伝子解析の実習や、研究者による生徒の研究のサポートなど、幅広い分野での教育活動を展開していきます。

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