国際協力によりヒト遺伝子の約80%が収集されました。

2016/2/25

研究開発

~世界最大のヒト遺伝子クローンコレクション~

(公財)かずさDNA研究所が参加する国際研究チーム(ORFeome Collaboration)は、2005年に発足し、ヒト遺伝子クローンの収集を行うとともに、タンパク質の機能解析をはじめとした生命科学研究を後押しするために、世界中の大学、研究所や企業などへの遺伝子クローンの配布事業を行っています。長年の活動により、収集した遺伝子クローンの数は、タンパク質をコードするヒト遺伝子の約80%に達し、世界最大のヒト遺伝子クローンコレクションとなりました。各人で容易に調製できない貴重なヒト遺伝子クローンのコレクションは、基礎から応用まで様々な研究の発展に欠かせないものとなります。

この取り組みについて記載された論文は、国際科学雑誌「Nature Methods」で2016年2月25日にオンライン公開されています。論文の要旨(英文)は以下のサイトからご覧いただけます。
http://www.nature.com/nmeth/journal/v13/n3/full/nmeth.3776.html

かずさDNA研究所では、開所当時より未同定のヒト遺伝子を探索し、約2,000種類の遺伝子の塩基配列の解読を行うとともに、そこにコードされるタンパク質の配列を予想し、公的データベースで公開してきましたが、2007年にORFeome Collaborationに参加し、単離したヒト遺伝子クローンの一部を提供するとともに、ORFeome Collaborationが所有するヒト遺伝子クローンの頒布作業を分担しています。

ORFeome Collaborationの参加機関は以下の通りです。
米国ダナ・ファーバー癌研究所、ドイツ癌研究センター、米国アリゾナ州立大学、米国ローレンス・リバモア国立研究所、米国立衛生研究所、米国ハーバード大学医学大学院、英国サンガー研究所、国立研究開発法人理化学研究所、株式会社ダナフォーム、GEヘルスケア社、ジーンコピア社、ソースバイオサイエンス社、公益財団法人かずさDNA研究所

ORFeome Collaborationの活動(英語)は以下のサイトからご覧いただけます。
http://www.orfeomecollaboration.org

かずさDNA研究所のORFeome Collaborationの遺伝子クローンの配布事業(英語)は以下のサイトからご覧いただけます。
http://www.kazusa.or.jp/orfeome