ゲノム解析で解き明かすソメイヨシノのルーツ
 〜全国のソメイヨシノの源流が上野恩賜公園に〜

2022/3/17

研究開発

 

かずさDNA研究所では、ソメイヨシノのルーツを求め、ゲノム解析を行いました。
(全国の計16大学・高校・研究機関との共同研究)

ソメイヨシノは、接ぎ木などで繁殖される、いわゆるクローンであり、ゲノム配列は同じです。ただし、クローンでも、繁殖を繰り返す間に突然変異(体細胞突然変異)によって一塩基変異が徐々に増えていきます。

そこで、国内19都府県に植栽されている46本のソメイヨシノについて一塩基変異を調べて、系譜を辿りました。すると、46本は6つの系譜に分かれました。

上野恩賜公園には、染井村(東京都豊島区)で誕生したとされるソメイヨシノの原木に関係が深いと考えられる古い木が4本あります。この4本はそれぞれ異なる系譜に属したことから、この4本は全国に植えられたソメイヨシノのルーツの可能性が高いと考えられます。

さらに、その4本のソメイヨシノのうち、祖先のゲノムに最も近い1本を特定しました。一層、原木に迫ることができそうです。

研究成果は、3月20日(日)にオンラインで開催される日本育種学会令和4年度春季大会にて口頭発表いたします。

詳しくは、リリース資料をご覧ください。

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