トマトにおける人為突然変異の全ゲノム評価についての論文が公開されました。

2015/2/19

研究開発

~突然変異誘発による有用作物の品種改良を加速!~

 公益財団法人かずさDNA研究所は、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)・野菜茶業研究所と共同で、人工的に変異を誘発したトマトの全ゲノム配列を解析しました。

放射線や化学物質で突然変異を誘発させる人為的突然変異によって品種を改良する方法は、これまでにもさまざまな作物で行われてきましたが、ゲノム全体にどのような変異がどれくらいの頻度で起きているのかは分かっていませんでした。

本研究では、トマトの品種、マイクロトムに人為的に突然変異を与えた株の全ゲノム解析を行い、突然変異処理により誘発されるDNA塩基配列の変異の種類や頻度を明らかにしました。また、病害虫耐性や機能性成分を多く含むなど農業上有用な形質を持つ品種が、どれくらいの確率で得られるのかを予測することが可能になりました。

この研究成果については、2015年2月16日付のPlant Biotechnology Journal誌のオンライン版で公開されました。
論文のURL: http://doi.wiley.com/10.1111/pbi.12348

写真1:マイクロトム(全体) 写真2:マイクロトムの果実(左)。
右はミニトマトの果実。
写真1:マイクロトム(全体) 写真2:マイクロトムとミニトマト