バイオ燃料植物(ナンヨウアブラギリ)のゲノム解読に世界で初めて成功

2010/12/13

研究開発

財団法人かずさDNA 研究所(大石道夫理事長)は、大阪大学、国立遺伝学研究所、日本植物燃料(株)等と共同で、バイオディーゼルを生産するナンヨウアブラギリ(Jatropha curcas L.、ヤトロファとも呼ばれる)の全ゲノムの解読に世界で初めて成功しました。

ナンヨウアブラギリは中南米原産のトウダイグサ科の植物で、種子に多量の脂質を含むため、古くから油分の原料として利用されてきました。干ばつや病害に強く通常の作物の栽培に適さない環境でも成育することから、食料の生産と競合せず、かつ環境にやさしいバイオ燃料作物として、熱帯・亜熱帯地域の多くの国で大規模に栽培されています。

今回の解読の結果、ナンヨウアブラギリのゲノムに存在する約40,000個の遺伝子が明らかになり、脂質合成や耐病性に関わる多数の遺伝子が発見されました。今後は、この成果を活用することによって、より良質な脂質を生産する品種や砂漠など劣悪環境で生育できる品種の育成が期待されます。

解読の結果は、国際科学雑誌 DNA Research 誌のオンライン版で公開されます(12月13日午後6時)。

 関連ホームページ DNA Research 誌 オンライン版
Jatoropha database

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