教育連携:千葉県立長生高等学校「令和6年度 SSH 生命科学講座」

弊所と教育協定を結んでいる長生高等学校の理数科2年生、36名が、2週にわたり研究所で分子生物学実験を体験しました。「大腸菌の力を借りて、オワンクラゲの発光を再現してみよう!」というテーマで、遺伝子組換え実験や制限酵素によるDNA切断実験を体験しました。今回は11月8日に、リモートでDNAによるバイオテクノロジーの講義と実験内容の概要を事前に学んだことで、講座に対する理解が一層深まったようです。

日 時 令和6年11月13日(水)、11月20日(水)各日14:00~16:15
会 場 かずさDNA研究所 講習実験室他
参加者 理数科2年生 36名、他7名
内 容 SSH生命科学講座の概要

本実習講座では、抗生物質に対する薬剤耐性遺伝子やオワンクラゲのGFP(緑に光るタンパク質)遺伝子を大腸菌に導入する遺伝子組換え実験を体験します。まず、各人に配られた謎のプラスミドDNAを導入して作製した大腸菌(形質転換体)について、ある種の薬剤に耐性かどうか、緑色に光るかなどの表現形質を観察します。また、制限酵素を用いてプラスミドDNAを切断し、電気泳動により分離したDNAのパターンを観察して、配られたDNAが何のプラスミドであったか特定します。さらに、研究所の所内見学を通して、最先端の研究に関しての知見を深めることができます。

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