DNAオンライン講座@岡山県立玉島高等学校 謎のお肉のDNA鑑定

当研究所の実験教材貸出事業「DNA実験宅配便」で、事前にPCR装置や実験に必要な教材などを宅配便で学校に送付し、岡山県立玉島高等学校の24名の生徒に対して、「謎のお肉のDNA鑑定」に関するリモート実験を行いました。PCR反応の間には「DNA研究とバイオテクノロジー」に関する講義を行いました。当日は、研究所のネット環境のメンテナンスがあったので、研究所の近くにあるかずさアカデミアホールの会議室からリモート実験を行いました。

日 時 令和4年8月24日(水)13:30~16:30
会 場 岡山県立玉島高等学校(リモート実験 + オンライン講義)
参加者 高校2年生 24名 教員 1名
内 容 DNAオンライン講座  謎のお肉のDNA鑑定
分子生物学実験に欠かせないマイクロピペットなどの操作を学び、チューブや遠心機などの取扱いを体験しながら、各自に配られた食肉片(ブタ、トリ、ウシ)から、PCR法によるDNA増幅を行い、アガロースゲル電気泳動により、食肉の正体をつきとめました。生物ごとにゲノムのDNA配列が少し違うことや、PCR法で長いDNAの中からねらった特異的なDNA断片を増幅することを学びました。
感想 生徒感想(抜粋)

  • とてもわかりやすい説明で、PCRなど身近に聞く言葉だがよく知らないことについて深く知ることができた。DNAの電気泳動する距離の違いによって、判別できることは知っていたが、間近にはっきりと見られる機会だったのでとても貴重な体験でした。
  • 最初は実験が難しそうだと思っていたけどわかりやすい説明があったので最後までやり遂げることができた。楽しく実験ができた。

指導者感想(抜粋)

  • 物品の貸出からオンラインによる指導まで大変お世話になりありがとうございました。どの生徒も興味を持って取り組み、とても良い経験になったと感じています。生物選択の生徒は、バイオテクノロジーの分野で7月下旬に勉強した内容を実際に実験できて、より理解が深まったようです。

岡山県立玉島高等学校リンク → こちら

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