平成28年度「第22回かずさDNA研究所開所記念行事」

開所記念行事

かずさDNA研究所では、毎年10月※に開所記念行事として、DNA研究と医療・健康・食糧・農業・産業など様々なテーマの一般向け講演会などを開催し、参加の皆様からご好評をいただいております。※平成6年10月26日開所

平成28年10月29日、かずさアカデミアホールにおいて「開所記念講演会」を開催し、390名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

開所記念講演会

日 時: 10月29日(土)13時45分~15時45分
会 場: かずさアカデミアホール 202会議室
内 容:

講演会の様子 「日本の未来を変える!? -人工知能とは-」

講師:中尾 悠里氏
(株式会社富士通研究所 人工知能研究センター)

 パーソナルロボットや自動走行車が開発され、チェスや囲碁で世界チャンピオンに勝利するなど人工知能(AI)の話題をメディアで多く見かけるようになりました。では、人工知能とは、どのようば技術で、私たちの生活をどう変えていくのでしょうか。
講演では、人工知能の歴史を振り返りながら、機械学習、ディープラーニングなどの関連技術を例をあげてご紹介いただきました。次に、ディープラーニングが様々な分野と融合しつつある例をお示しいただきました。
最後に、今後人工知能が学習できるデータを増やすための動きと、医療分野などへの応用例が紹介されました。10年後、私たちと人工知能の関係はどうなっているのか、非常に考えさせられる話題でした。

講演会の様子 「シバの常緑性を科学する -未来への挑戦-」

講師:明石 良氏
(宮崎大学農学部)

 ゴルフ場やサッカー場、公園や庭に植えられているシバはアフリカから東アジア、オーストラリアにかけて分布しています。日本にはノシバ(ジャポニカ)、コウシュンシバ(マトレラ)、コウライシバ(パシフィカ)の3種が主に自生しています。
講演では、日本列島のシバ属の自生地を回って採取したシバの系統の調査と、宮崎大学がかずさDNA研究所と共同で行っているDNAによるシバ属の分類についてご紹介いただきました。次に、遺伝子によるシバ属の解析により、マトレラはジャポニカとパシフィカの交雑種と考えられること、また、それぞれの種の耐塩性と休眠性と常緑性の違いについて説明いただきました。
最後に、今年の3月にかずさDNA研究所などと共同で論文発表を行ったシバ属上記3種のゲノム解析について、そして現在取り組んでいる常緑性のシバ系統の育種についてご紹介いただきました。庭に芝生を張っている聴衆の方も多く、興味深く話を聞かれていました。

アーカイブ

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