かずさDNA研究所開所20周年記念行事

かずさDNA研究所開所20周年記念行事

かずさDNA研究所では、毎年10月※に開所記念行事として、DNA研究と医療・食糧・産業などをテーマとした一般向け講演会などを開催し、参加の皆様からご好評をいただいております。※平成6年10月26日開所

この度、お陰様で平成26年10月4日に開所20周年を迎え、「かずさDNA研究所開所20周年記念行事」として午前中に研究所公開、午後に講演会を開催し、のべ459名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

研究所公開

日 時 10月4日(土)10:00-12:00
会 場 かずさDNA研究所
内 容 研究所を見てみよう!
研究所の核となるシーケンサー室や実験室の見学と実験器具の展示を行いました。

DNAを学ぼう !
ミニセミナー1(ゲノム情報を利用した品種改良)
生命の設計図であるゲノムのDNA 配列を解析して、どのように社会に役立てるのか?研究所で行っている実用作物のゲノム解析をわかりやすくご紹介しました。

ミニセミナー2(DNAが作る栄養素)
植物が作る栄養素(代謝物)を紹介しながら、遺伝子操作で栄養素を改変した実例をやさしくご紹介しました。

DNA抽出実験をしてみよう !
野菜ジュースや乳酸菌飲料などの身近な食品からDNAを抽出する実験を行いました。

開所20周年記念講演会

日 時 10月4日(土)13:45-16:20
会 場 かずさアカデミアホール202会議室
内 容 1.理事長あいさつ 大石道夫
2.研究所の紹介「かずさDNA研究所のあゆみ」田畑哲之
3.マスコットキャラクター表彰式
4.講演

「アサガオの多様性と動く遺伝子」
講師:仁田坂英二
(九州大学大学院理学研究院 生物科学部門染色体機能学研究室 講師 )

アサガオは江戸時代中期に日本に入ってきた園芸植物で、その後、さまざまな変化朝顔が作られました。その変化朝顔の数々を先生ご自身が撮影された多くの写真でご紹介いただきました。
さまざまな変化朝顔は、トランスポゾンという動く遺伝子が、4万個あるアサガオの遺伝子のどれかを壊すことで生み出されるとのことです。
遺伝学の知識も乏しい江戸時代にさまざまな変化朝顔を作り出し、記録に残したた先人の熱意に感動しました。
来場者には、九州大学が系統保存するさまざまなアサガオの種が配られました。

「腸内細菌と健康」
講師:大野博司
(理化学研究所統合生命医科学研究センター 粘膜システム研究グループ グループディレクター )

地球の全生物の体積の半分が細菌と言われていて、人の体にもたくさんの細菌がいます。プロバイオティクスでおなじみの、健康維持に役立つビフィズス菌や乳酸菌だけでなく、毒素を出したり下痢を誘発する悪い細菌もありますが、腸内細菌のゲノム配列を一度に解読して、健康や病気との関係を調べる研究が進んでいます。
健康な人の腸内細菌を移植すると腸炎が治ったという報告もあり、腸内環境が健康を維持する鍵となるということで、いろいろな菌を積極的に摂取しようと思われた方も多かったようです。

アーカイブ

「かずさDNA研究所開所記念行事」過去の様子 → こちら