『青パパイヤAtoZ勉強会』を開催いたしました。

2017/4/27

産学官連携

かずさDNA研究所の生体物質解析センターでは、農作物や食品がもつ機能に関与する成分(機能性成分)等の網羅的な分析の解析受託サービスや共同研究を行っています。平成28年度からは、機能性野菜としての「青パパイヤ」の共同研究を近隣にある農業生産法人千葉農産と行っています。

このたび、共同研究活動の一環として、4月22日に『青パパイヤAtoZ勉強会』を開催しました。勉強会では、青パパイヤの農作物としての特徴、栽培方法、機能性、商品化及び料理方法などを紹介しました。かずさDNA研究所が近隣の農業生産法人と機能性農作物の勉強会を一般向けに開催した最初の事例となり、遠くは沖縄県や長野県から、農家・主婦・学生・企業・行政などさまざまな分野の140名近くの方にご参加いただきました。

青パパイヤは、熟す前のパパイヤのことをいい、沖縄や東南アジアなどでは野菜感覚で食べられています。今回ご紹介した「君津大鷲(きみつおおわし)パパイヤ」は、青パパイヤを収穫する野菜専用品種です。千葉農産では、植物体の全ての部位を利活用できるように、樹高が大きくならない一年生植物で収穫するという栽培管理を行っています。青パパイヤは、病虫害や鳥獣被害がないことから栽培全般の手間がかからず、耕作放棄地での栽培にも有効とされています。青パパイヤの実や葉は、栄養価も高く、またパパインという強力なタンパク質分解酵素を多く含むことから、日本国内でも消費の拡大が期待されています。

報告会のあとには、青パパイヤ葉のケーキや果実の漬け物の試食と、葉を用いた青パパイヤ茶の試飲会を開催しました。この勉強会を通じて多くの方に、青パパイヤの利用価値と可能性を認識していただけたと思います。

かずさDNA研究所では、今後、パパイヤの葉や実、茎や根に含まれる成分の分析と合わせて、他の研究機関と共同で、動物実験によるデータやヒトに対する健康科学的なデータを取得しその機能性の評価を行っていきます。また、バイオテクノロジー技術を利用して青パパイヤ苗の低価格化を目指します。

 

勉強会の様子 発表者を囲んでの集合写真
試食・試飲会の様子 研究所で栽培されている君津大鷲パパイヤ