田畑哲之所長が令和3年(第15回)「みどりの学術賞」を受賞しました

2021/3/12

研究開発

 
 
このたび、かずさDNA研究所所長 田畑 哲之(たばた さとし)が、「光合成生物ラン藻のゲノム解読に始まる植物ゲノム科学の推進と持続的農業生産系への展開」に関する功績により、令和3年(第15回)「みどりの学術賞」を受賞することが決定しました。

「みどりの学術賞」とは、「みどりの日」についての国民の関心と理解を一層促進し、「みどり」についての国民の造詣を深めるため、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発、その他の「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に対し、内閣総理大臣が授与する賞です。

功績の概要:
・光合成生物として初めてとなるラン藻の全ゲノム解読を発表し葉緑体を持つ植物の光合成機能の理解に大きく貢献した。
・国際的な取組によるシロイヌナズナの核ゲノム解読に大きな役割を果たし、ラン藻の遺伝子の植物の核への移行を発見するなど植物ゲノムの進化に多大な知見を与えるとともに、作物の多様な遺伝子機能を理解する基盤を築いた。
・マメ科植物における根粒菌との共生メカニズム解明に貢献し、窒素肥料の使用量が少なく環境に与える負荷が低い作物開発への展望を開くとともに、植物ゲノム情報のデータベースを整備した。

田畑所長のコメント:
かずさDNA研究所でこれまで行ってきた植物ゲノムに対する独自の取組を、このような形でご評価いただけたことを大変嬉しく思います。開所以来、研究開発をご支援いただきました千葉県民の皆様に心から感謝いたします。
今後は、これまで築いてきたゲノムデータの基盤を利用した最先端の作物育種技術の開発や社会への活用を進めてまいります。

授賞式は、4月に東京都内で開催される「みどりの式典」において行われます。また、受賞者による受賞記念イベントを後日開催するとのことです。

詳しくは、内閣府のホームページをご覧ください(https://www.cao.go.jp/midorisho/index.html)。