フラボノイドを検出する技術の開発(NL60)

当研究所では、生物がもつ化学物質(代謝物、代謝化合物)を包括的に把握することは、生命の理解だけでなく生物の産業応用に役立つと考えて、多くの代謝化合物を一斉に検出する技術(メタボロミクス技術)を研究開発しています。  今回、植物などに含まれる色素や苦味成分であるフラボノイドを質量分析装置で高感度に網羅的に検出・同定する技術、FlavonoidSearchを開発しました。この技術は、機能性のあるフラボノイドや有用植物資源の研究・探索などに用いることができます。   FlavonoidSearchで千葉県が生産量一位のパセリについて調べたところ、これまでに報告されていないフラボノイドが10種類以上あることがわかりました。パセリから新しく見つかったフラボノイド成分が、私たちの身体に重要な役割を果たす可能性もあります。  茶カテキン、大豆イソフラボン、花の色のアントシアニンなど、自然界には約7,000種類のフラボノイドが存在するといわれており、そのほとんどの性質はまだよくわかっていません。FlavonoidSearchは、自然界に存在する多様なフラボノイド化合物の研究を加速するとともに、機能性のあるフラボノイドや有用植物資源の研究・探索などに用いることができます。 かずさDNA研究所と京都大学、カゴメ株式会社との共同研究