Manual PowerGet PowerMatch DataPreparation
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PowerMatchでは、解析するPowerFTデータを設定する際に、上記※で示した解析フォルダを指定します。 | PowerMatchでは、解析するPowerFTデータを設定する際に、上記※で示した解析フォルダを指定します。 | ||
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PowerMatchでは、PowerFTの解析フォルダを直接利用して解析を行うことができます。ただし、PowerFTデータのアノテーション情報を編集するなど、PowerMatch上でPowerFTに変更を加えた場合、解析フォルダ中のデータが直接上書きされてしまいます。 | PowerMatchでは、PowerFTの解析フォルダを直接利用して解析を行うことができます。ただし、PowerFTデータのアノテーション情報を編集するなど、PowerMatch上でPowerFTに変更を加えた場合、解析フォルダ中のデータが直接上書きされてしまいます。 |
2013年4月8日 (月) 11:14時点における版
データの準備
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PowerFTで、ステップ4:Peak Assigmentまで解析したデータは、そのままPowerMatchでの解析に使用することができます。
PowerFTで解析したデータファイルは、以下のようなフォルダ構成になっています。
/ホームディレクトリ |- SAMPLE01_(FTMS_+_c_ESI_Full_ms_[100.00-1500.00]).txt (フルマススキャンデータの例) |- SAMPLE01_(ITMS_+_c_ESI_d_Full_ms2).txt (MS/MSスキャンデータの例) |-/Analysis |-/ NewAnalysis ※ (解析フォルダの例) | |- _files | |- _setting.txt | |- ... | |-/ Analysis2 ※ (複数の解析フォルダを作成した場合の例)
PowerMatchでは、解析するPowerFTデータを設定する際に、上記※で示した解析フォルダを指定します。
データのバックアップ
PowerMatchでは、PowerFTの解析フォルダを直接利用して解析を行うことができます。ただし、PowerFTデータのアノテーション情報を編集するなど、PowerMatch上でPowerFTに変更を加えた場合、解析フォルダ中のデータが直接上書きされてしまいます。
通常はこれで問題がありませんが、ごく稀に、もとのデータが書き換わったことによって、PowerMatchからもPowerFTからも、解析データが開けない状況になる例が報告されています。このような状況を防ぐために、PowerMatchで解析を始める際は、必ずPowerFTのデータをバックアップを行ってください。
またPowerMatchの解析中でも、できるだけ定期的に、PowerMatchとPowerFT双方のホームディレクトリをバックアップすることをお勧めします。
サンプルセットの作成
PowerGetを起動した後、PowerMatchボタンを押すと、PowerMatchのメイン画面が表示されます。
メニューから を選択します。
ディレクトリを選択するダイアログが表示されるので、適当なディレクトリを選択した後
ボタンを押します。このディレクトリが、PowerMatchのホームディレクトリとなります。右図のようなSample Settingウィンドウが現れます。
Title欄(必須)に、適当なセット名を記入します。(Descriptionは空欄で構いません。)
その後以下の要領で、ひとつずつPowerFT解析データを登録してゆきます。
1)Analysis Dir欄のフォルダアイコンをクリックして、PowerFT解析ディレクトリ(上述の※)を選択します。 2)Title Label欄に、このデータにつける名前を入力します。この名前は、解析テーブルの列名や、出力データのファイル名などとしても使用されるので、比較するデータを判別しやすい名前にしてください。 3)MS/MS Group Index欄に、「0」を記入します。 4)
ボタンを押します。上記の操作を行うと、Samples欄の各行に、使いしたデータが表示されます。
1)~4)の要領で必要なデータを追加してください。
指定するPowerFT解析ディレクトリについて
PowerFT解析ディレクトリはPowerFTのホームディレクトリの配下にあります(図1)。 通常PowerMatchのサンプルセットを作成する際は、PowerFTのホームディレクトリごとバックアップ(コピー)をとって、その中の解析ディレクトリを指定します。
一方、下記の機能制限はありますが、PowerFTホームディレクトリのコピーは作らず、PowerFTの解析ディレクトリだけコピーを作り、それを使用することも可能です。
Powerホームディレクトリには、PowerFTで解析したマスクロマトグラムの巨大なデータが存在するため(図1)、多数のサンプルをアラインメントする場合には、比較的容量の少ない解析ディレクトリだけをコピーした方が、扱いやすいかも知れません。
機能制限
PowerMatchにはPowerFTで検出したピークの周辺のマスクロマトグラムを表示する機能があります。PowerFT解析ディレクトリがPowerFTホームディレクトリの配下に存在しない場合、この機能が無効になります。