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コマンドプロンプトを起動する

目次

KOMICSで配布されているJavaソフトの起動用.batファイルをダブルクリックすると、ソフトのウィンドウとは別に黒い画面が現れます。このような画面をWindowsでは「コマンドプロンプト」と呼んでいます。Javaソフトの起動中はログなどが表示されるだけですが、本来はコマンド入力で様々なプログラムの実行をするためのツールです。


配布されたJavaソフトがうまく動作しない場合などに、コマンドプロンプトを用いて症状を確認できる場合があります。ここではその起動法を記載します。

※ここではWindowsを前提に解説します。

起動方法

方法1

  1. 画面左下の「スタート」ボタンから「ファイル名を指定して実行...」を選択します。
  2. 名前:の欄に「cmd」と入力してOKボタンを押します。

方法2

  1. 「スタート」ボタンを押し「プログラム」→「アクセサリ」を見てみると、たいていの場合ここにコマンドプロンプトのアイコンが用意されています。
  2. アイコンを選択するとコマンドプロンプトが起動します。

画面の見方

コマンドプロンプトを起動すると、以下のような表示がなされています(環境により表示は異なります)。

C:\Users\sakurai>


「>」より左の部分は、現在コマンドプロンプトが処理の対象としているフォルダを表しています。上の例では、CドライブのUsersフォルダの中のsakuraiフォルダが見えている状態です。「:」はドライブ名の後に付ける印で、「\」はフォルダの階層を示す区切り文字です。


このようなフォルダやファイルの位置ことを「パス」と呼びます。最上位階層のC:ドライブからフォルダまでの道すじ(path)という意味です。


コマンドの実行

「>」より右の部分に決まった文字(コマンド)を入力し、リターンキーを押すことで、コマンドを実行することができます。

基本操作

dirコマンド:フォルダの中身を見る

dirコマンドは、現在見ているフォルダの中身を表示するコマンドです。

C:\Users\sakurai>dir
ドライブ C のボリュームラベルは OS です
ボリューム シリアル番号は F6A8-E669 です

C:\Users\sakurai のディレクトリ
 
2013/02/07  16:34    <DIR>          .
2013/02/07  16:34    <DIR>          ..
2012/11/28  09:46    <DIR>          .bioruby
2013/02/05  18:20    <DIR>          .cytoscape
2011/11/16  13:17    <DIR>          .eclipse
...

cdコマンド:フォルダを移動する

現在見ているフォルダから、別のフォルダに移動する場合は、cdコマンドを使います。

下の階層(サブフォルダ)に移動する

cdの後に半角スペースを入れ、下層のフォルダ名を入力してリターンキーを押すと、その下層フォルダに移動します。

C:\Users\sakurai>cd Desktop

C:\Users\sakurai\Desktop>

この例では「sakurai」フォルダの下にある「Desktop」フォルダに移動しました。

上の階層(親フォルダ)に移動する

今見ているフォルダよりひとつ上のフォルダに移動するときは、特別な文字列「..」(ピリオド二つ)を使います。

C:\Users\sakurai\Desktop>cd ..

C:\Users\sakurai>

※cd の後、必ず半角スペースを入れてください。

指定した場所に移動する

cdコマンドに別のフォルダのパスを与えてやると、直接そのフォルダに移動します。

C:\Users\sakurai>cd C:\Users\sakurai\Documents\Thunderbird

C:\Users\sakurai\Documents\Thunderbird>

応用テクニック

長いパスを簡単に入力する

すごく深い階層のフォルダに移動する場合、cdコマンドにその長いパスを手入力するのは面倒です。記入ミスもしやすくなります。そんなとき、以下の方法がラクです。

  1. コマンドプロンプトではなく、エクスプローラを使った通常のマウス操作によるフォルダ閲覧で、移動したい先のフォルダを表示させます。
  2. コマンドプロンプト画面で、「cd」に続けて半角スペースを入力します。
  3. その後、エクスプローラ画面から目的のフォルダをドラッグして、コマンドプロンプト画面にドロップします。
  4. 「cd 」の後ろに、そのフォルダまでのパスが正しく入力されるので、リターンキーを押します。

Windows Vistaの場合

上記のドラッグ&ドロップの方法は、Windows Vistaでは使えません。Windows Vistaでは、次のようにしてフォルダのパスをコピー&ペーストします。

  1. エクスプローラで目的のフォルダを表示させます。
  2. エクスプローラのアドレスバーをクリックして、パス全体を選択し、Ctrlキーなどでコピーします。
  3. 「cd 」と打ったコマンドプロンプト上で、マウスの右クリックをし、「貼り付け」を選択します。

Windows 7 の場合

Windows 7 ではもっと簡単です。

  1. エクスプローラで目的のフォルダを表示させます。
  2. シフトキーを押しながら目的のフォルダを右クリックし、「コマンドウィンドウをここで開く」というコマンドを選択します。

以前に実行したコマンドを再び入力する

最近実行したコマンドは履歴として残っており、カーソルのキーを押すと最近のものから順に呼び出すことができます。

入力補完

長いファイル名などを入力しているとき、数文字入力してTabキーを押すと、それに続くファイル名が自動で入力されます。ただしWindowsでは、候補となるファイルが複数ある場合でも、どれか一つが選択されて補完されてしまうのでご注意ください。

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