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Metabolomics Workbench
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アメリカ国立衛生研究所(National Institute of Health, NIH)は2012年からメタボロミクスの研究助成を開始しており、アメリカ国内での技術利用の促進、分析技術の向上、技術者の養成、データの有効利用などを進めている。Metabolomics Workbenchは、NIHの助成のもとカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で運営されているウェブサイトで、主にメタボロミクスデータを取り扱うための情報処理(インフォマティクス)の基盤を整備することを目指している。助成額はUCSDだけで5年間で600万ドル(約6兆円)。日本では考えられないほどデカい。アメリカ国内には、NIHが助成するメタボロミクスの研究拠点としてRegional Comprehensive Metabolomics Resource Core (RCMRC)と呼ばれる拠点がいくつか存在している。West Coast metabolomics Centerもそのひとつだ。これらのRCMRCと連携して、データの蓄積・公開や利用の促進をするのがMetabolomics Workbenchの主な役割というワケだ。NIHのグラントにより取得されたメタボロームデータは、原則として即時公開が義務づけられているので、今後アメリカのメタボロームデータ(特にヒト関係)は、Metabolomics Workbenchを中心に大規模に公開されてゆくことになるだろう。

ウェブサイトからは、サンプルごとに検出された化合物の情報を検索・閲覧できるだけでなく、分析装置から出力された生データなどもダウンロードできる。化合物同定のための標準化合物のライブラリー整備も進められており、標品が市販されていないものについては有機合成もしてゆくようだ。

 

サイトURL: www.metabolomicsworkbench.org