30周年記念デジタルブック
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現在導入されているDNA配列解析装置(シークエンサー)82施設長小原 收 かずさDNA研究所は、1994年当時国内最多の16台のABI社製373型蛍光DNAシークエンサー(DNA配列を分析する機器)を構造解析室(現オミックス解析施設)に整備して開所しました。その後、DNAシークエンサーの急速な進歩に対応して機器更新を何度か繰り返したのち、2000年頃から異なる原理に基づく新型シークエンサーの導入を開始しました。現在は、開所当時の第一世代型シークエンサーに加えて、高速に大量の塩基配列を解読できる次世代シークエンサー(イルミナ社製NextSeq2000、イルミナ社製NextSeq500、イルミナ社製MiSeq、MGI社製DNBSEQ-G400)、さらに非常に長い配列を読むことができる第三世代シークエンサー(PacBio社製Revio、PacBio社製Sequel IIe、Nanopore社製GridION)が多数整備されています。本施設は当研究所の心臓部とも言える場所で、本施設内の最新型シークエンサーを利用することによって、植物のゲノム解析やヒトの疾患研究等で世界的な成果をあげています。オミックス解析施設

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