研究所見学in科学館DNAについて学ぶサイエンスショー体験学習室での実験工作教室(1)28展示運営協力会としてパネル展示体験学習室での実験工作教室(2)(三木 双葉)千葉県立現代産業科学館との連携展示・運営協力会の会員として、科学技術の啓蒙活動を支援 千葉県市川市にある千葉県立現代産業科学館(以下、現産館)は、産業に応用された科学技術をだれもが体験的に学ぶことができる場として、かずさDNA研究所の開所年と同じ、1994年の6月に開館しました。 2004年9月25日〜10月31日には開館10周年記念企画展「バイオテクノロジー-生命のしくみを生かす技術」を(現産館の他、千葉県立中央博物館・千葉県産業支援技術研究所・千葉県農業総合研究センターと)共催し、DNAの二重らせんの模型の作成監修や全自動蛍光DNA配列解析装置の展示などを行いました。これらの資料はそのまま現産館に収蔵され、常設展示で見ることができます。また、2011年3月3日〜3月21日、4月1日〜7月14日には、特設コーナー展示会「DNA情報の実用化をめざして」を開催しました。 2003年からは毎年の夏休み期間中に、展示・運営協力会主催の展示会でのパネル展示と、体験学習室での実験・工作教室(DNA抽出実験)、及び、DNAについてのショーを行っています。実験・工作教室は毎回抽選になるほど盛況で、2008年からの16年で360名にご参加いただきました。また、120名収容の本館サイエンスステージで行う、DNAについて学ぶサイエンスショーにも、のべ1,500名の参加がありました。 2010年7月23日には、当研究所常務理事(当時)の磯野 克己神戸大学名誉教授による講演会「DNA研究と私たちの生活」がサイエンスドームで開催され、62名が参加しました。また、2022年5月29日には、2回の延期を経て「研究所見学 in 科学館」が行われ、リモートでサイエンスドームに投影された研究者との交流を親子59名が楽しみました。 2019年3月12日には、現産館の千葉県内にある産業のあゆみを物語る技術「伝えたい千葉の産業技術100選」の「31.世界初のDNA専門研究機関」に選定されています。
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