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研究成果

根粒菌との共生に必須な遺伝子をミヤコグサで解明

植物による根粒菌の認識に関わる遺伝子としては世界初

2003年10月8日

 かずさDNA研究所は、マメ科植物が根粒菌との共生を開始する最も初期の過程(根粒菌からのシグナルの受容)に必須な遺伝子2種類をマメ科のモデル植物ミヤコグサから単離しその構造を明らかにすることに成功した。共生窒素固定のプロセスに関わる遺伝子の解析としては、昨年6月と11月に発表した2種類の遺伝子に続く成果である。植物による根粒菌の認識に関わる遺伝子解析の世界初の例となり、将来、肥料(窒素肥料)のいらない農作物作出への重要な手がかりを得ることとなる。

 なお、この研究はデンマーク・アーラス大学(Univ. of Aarhus)のイェンス ・スタウガード博士(Jens Stougaard)らの研究グループとの共同研究による成果で、平成15年10月9日に発刊されるイギリスの科学誌「nature」に論文掲載される。

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