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H29年度「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)生命科学講座」

 今年で4年目を迎えた長生高校との連携事業に基づく「SSH生命科学講座」は、カリキュラムの学習内容「DNA・遺伝子発現・遺伝子工学」に合わせた実習講座です。約2時間の実習を2日間行い、遺伝子クローニングからタンパク質発現までの一連の実験を行います。
 今回は、大腸菌の遺伝子組換えと、大腸菌での遺伝子発現によるルシフェラーゼ発光実験を行いました。

長生高校との連携事業に基づく「SSH生命科学講座」

開 催 日平成29年11月8日(水)、15日(水)14:00〜16:00
会 場かずさDNA研究所 講習実験室
参 加 者2年生 延べ77名 他11名
内 容

SSH生命科学講座
大腸菌の力を借りて、深海エビの発光を再現してみよう!

実習1日目

  • マイクロピペットの操作練習
  • 制限酵素によるDNAの切断
  • アガロース電気泳動によるDNAの確認
  • 組換えDNAの大腸菌への導入(形質転換)

実習2日目

  • 前回の形質転換の結果確認
  • 目的クローンの選別
  • 大腸菌プラスミドDNAの確認
  • 組換えタンパク質のルシフェラーゼ発光の確認
  • アガロース電気泳動によるDNAの確認
  • かずさDNA研究所の所内見学

 本実習講座では、深海エビの発光酵素遺伝子を大腸菌に導入する「遺伝子組換え実験」を行い、大腸菌内で発現させた組換えタンパク質(ルシフェラーゼ)を発光基質(フリマジン)と混合して、深海エビの発光現象を再現しました。
 生徒の皆さんは、手に持ったマイクロチューブの中で光る様子を全員確認することができました。

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