かずさDNA研究所では、主要事業の1つとして「DNA 研究に関する人材の育成及び普及啓発」を掲げ、様々な理数教育を展開しております。特に近年の生命科学研究の飛躍的な発展により、DNA がより身近になることを見据え、未来を担う世代の皆さんにDNA 研究のより深い学習を通して科学的な思考力・判断力・表現力を養う機会を提供できるよう考えております。
今回は、(独)科学技術振興機構(JST)が主催するスプリング・サイエンスキャンプ会場の1つとして、北は秋田、南は熊本の全国から選考された12名の高校生が当研究所に集まり、2泊3日の日程の中で本格的な最先端の分子生物学実験にチャレンジしました。
2015年3月25日(水)〜 3月27日(金) 2泊3日
かずさDNA研究所
製品評価技術基盤機構(NITE)バイオテクノロジーセンター(NBRC)
宿泊場所:オークラアカデミアパークホテル
有用酵素を探し出そう! 〜環境微生物の遺伝子資源〜
本プログラムでは、環境サンプル中の微生物から有用酵素を探索するための遺伝子組換え実験を含む一連の実験や、DNA 研究に関する幅広い内容の講義が含まれています。つまり、生命科学研究の概要を知るだけでなく、最先端のバイオテクノロジーを体験し、生物学の重要な概念や研究成果の実社会への応用について実践的に学ぶことができます。高校の理科教育より数段高いレベルの内容ですが、遺伝子組換え技術の重要性を学ぶことで、ミクロレベルの生命科学の面白さに興味を持つきっかけとなることを願っています。
【1日目】
【2日目】
【3日目】