21世紀初めにヒトゲノム構造が明らかにされてから既に10年以上の時が流れ、現在では個人間のゲノム情報の違いを調べる事も夢物語ではなくなってきています。
そこで、ゲノム情報を活用して、私たちがより健康に生きていくための「ゲノム医療の実現」に世界的にも大きな期待が寄せられています。
我が国でも、2015年4月には国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が発足し、重点事業のひとつとして「ゲノム医療の実現」があげられるなど、ゲノミクス科学研究者と医療研究者が連携した「ゲノム医療の実現」に向けての取り組みが始まっています。
しかし、ゲノム医療の社会実装には、国レベルのトップダウンの取り組みだけではく、地域からのボトムアップな取り組みもなくてはなりません。
千葉県では、ゲノム科学の将来の重要性に鑑みて22年前にかずさDNA研究所を開所し、その支援を継続してこられました。
これまでもかずさDNA研究所は基礎研究における共同研究などを千葉県内外の研究機関と積極的に進めてきましたが、
千葉大学がこれまでも進めてこられたがん、免疫・アレルギー、各種疾患に関する研究とかずさDNA研究所がこれまでに培ってきたゲノム解析技術を統合して、
「ゲノム医療の実現」を加速するための新しい取り組みを2016年5月から新たに開始致しました。
本シーズ発表会では、AMEDのゲノム医療実現に向けての取り組みをご紹介いただき、その千葉県での実現に向けたかずさDNA研究所と千葉大学の取り組みをご紹介いただきます。こうした情報を、将来の千葉県でのゲノム医療の実現だけでなく、地域産官学連携ネットワークの強化に役立てていただければ幸いです。
開催概要
日 時 | 平成28年10月4日(火) |
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13:00〜15:30(シーズ発表会) 15:30〜16:00(情報交換会) | |
会 場 | ホテルグリーンタワー幕張 4階 ロイヤルクレッセント 〒261-0021 千葉県千葉市美浜区ひび野2-10-3 |
参加登録 |
HP上からお申し込みください。 |
参加費 | 無料 : 定員100名様 先着順 |
主催/共催 | 主催 : 千葉県バイオ・ライフサイエンス・ネットワーク会議 |
共催 : 千葉県 : 公益財団法人かずさDNA研究所 | |
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