ヒトMHC表面抗原を安定に発現するマウス系統の作製についての論文が発表されました。

2014/10/20

研究成果

~免疫反応の解析に道~

 本研究によって、複数個のヒト主要組織適合性複合体(MHC)遺伝子を搭載したヒト人工染色体(HAC)を保持し、ヒトMHC表面抗原を安定に発現するマウス系統が作製されました。
このHAC を保持するマウスを8世代に渡って解析したところ、ヒトMHC表面抗原HLA-DRのα鎖とβ鎖がマウス免疫組織特異的に細胞表面抗原として安定に発現していることが確かめられました。
本技術を利用することにより、免疫系に関わるヒトの病気の再現モデルをつくることができるようになり、病態の理解が飛躍的に進むものと思われます。

この研究は、地域イノベーション戦略プログラム(都市エリア型)の支援を受けて、かずさDNA研究所が主体となり、クロモリサーチ社、理化学研究所との共同研究として行なわれました。

解読の結果は、Chromosoma誌で2014年10月12日にオンラインで公開されました。

http://link.springer.com/article/10.1007/s00412-014-0488-3/fulltext.html

(doi:10.1007/s00412-014-0488-3)